広報・資料 報告書・資料



第3章 我が国の援助実績と特徴


3.1 国別援助方針と援助計画

我が国は、バングラデシュ国との伝統的友好関係、LLDC諸国の中で最大の人口(約1.3億人)を有する国であり開発需要が極めて大きいこと、洪水やサイクロン等の自然災害に頻繁に見舞われていること、91年以降民主化及び経済自由化等の構造調整を進めていることなどを踏まえ、開発協力を積極的に実施している。

また、我が国は90年4月に派遣した経済協力総合調査団およびその後の政策協議等によるバングラデシュ政府との政策対話を踏まえ、2000年3月に国別援助計画を策定しており、その中で下記4分野を戦略的重点分野と位置づけている。

  • 農業・農村開発と農業生産性向上
  • 社会分野(基礎生活、保健医療等)の改善
  • 投資促進・輸出振興のための基盤整備
  • 災害対策

なお、このような重点分野への援助実施に際しては、共通する課題である人材育成、制度面の強化、環境の側面についてもそれぞれ配慮するとしている。また、援助実施上の留意点として、(1)援助受入能力の強化、(2)援助国、国際機関との連携、(3)NGOとの連携の必要性にも言及している。



このページのトップへ戻る
前のページへ戻る次のページへ進む目次へ戻る